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中央社会保険医療協議会は12日の総会で、B型肝炎ウイルスコア関連抗原(HBcrAg)定量、ミオイノシトール定量の保険適用を承認した。2項目とも測定項目が新しいE3の区分。
◇B型肝炎ウイルスコア関連抗原(HBcrAg)定量(申請者は富士レビオ)
B型肝炎ウイルス感染患者の診断補助や治療効果判定に用いられる。ラミブジンなどの核酸アナログ治療時の肝組織ウイルスマーカーとして有用で、休薬の指標になるほか、検査の迅速化なども期待されている。測定は化学発光基質を用いた酵素免疫測定法。保険点数は290点。免疫学的検査判断料(月1回につき144点)が算定できる。申請者は富士レビオ。
◇ミオイノシトール定量(旭化成ファーマ)
空腹時血糖が1100126mg/dLの糖尿病疑いがある患者の耐糖能異常を検出する。糖負荷後に尿中ミオイノシトール定量検査を行うと、血糖上昇を推定することができ、空腹時血糖だけでは分からない耐糖能異常を検出できる。保険点数は120点。尿・糞便等検査判断料(34点)が算定できる。
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