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バクスターは、遺伝子組み換え型血液凝固第VIII因子製剤「アドベイド注射用250・300・1000」溶解用として、新たにフィルター一体型デバイス「バックスジェットII」の供給を開始した。「輸液セット(アドベイド用)BJII」に同梱する。
同品は本体の上下に、それぞれ薬剤バイアルと注射用水バイアルを接続して使用するもので、上下で色分けされているために、従来品に比べ、バイアルを接続する順序を覚えやすくしたのが特徴。また、溶解操作時にはハンドル操作や注射筒に空気を注入する操作が不要となったため、従来品よりも操作ステップ数も減少、操作時間が短縮された。
同社が07年3月から4月にかけて実施した調査では、血友病治療に従事する看護師の81%が、既存品よりもいいと回答。溶解操作のしやすさや利便性で高く評価する結果が得られたという。同社では、さらに安全で利便性の高い血友病治療の提供に寄与していきたいとしている。