【“メタボ”予防の指導に向けて】
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オムロンヘルスケアは、これまで測定が難しかった掃除などの日常動作の活動量を把握できる加速度計「オムロン活動量計Active style ProHJA”350IT」を、来年1月から発売する。同製品によってメタボリックシンドローム予防の運動施策として策定された厚労省ガイドライン「エクササイズガイド2006」に基づいた生活指導を行うことができる。価格は税込み2万1000円。同社は発売後1年で1万台の売り上げを見込む。
Active style ProHJA”350ITには、同社と国立健康・栄養研究所が共同開発した、掃除などの日常動作での活動時の加速度、消費エネルギー、姿勢の変化を数値化できるアルゴリズムが組み込まれている。また、身体の動きと姿勢の変化を捉えることができる加速度センサーを搭載しており、腰に装着するだけで従来の加速度計では把握できなかった掃除、洗濯などの日常動作の活動量を測定できる。さらに、活動量をガイドラインに基づいた単位「エクササイズ(EX)」で表示するため、ガイドラインに則した生活指導を行うことが可能。
別売りの管理ソフトをパソコンにインストールし、USBケーブルでデータを送信すると、歩数や消費カロリーなどを自動で計算し、時間帯ごとに各測定項目の数値をグラフで表示できる。同社では、臨床研究を行っている大学や医療機関、健診事業者を対象に拡販を進めていく。