大塚製薬工場は、殺菌効果に優れたクロルヘキシジングルコン酸塩配合の皮膚疾患・外傷治療薬「オロナインH軟膏」(第2類医薬品)の50gチューブタイプを、7日から新発売した。同品は、家庭用の瓶入り3タイプ(30g、100g、250g、500g)のほか、携帯に便利な11gチューブタイプを展開してきたが、「最近では携帯用としてチューブタイプを購入する方々が増加し、オロナインブランドの売上を牽引しているが、もっと大きいサイズで、たっぷり使えるチューブタイプが欲しいとの要望が多かった」(同社)ことに対応し、ラインナップ拡充を図った。
「オロナインH軟膏」は、すりきず・きりきず、ひび、しもやけをはじめ、にきび・吹き出物、やけどなど、日常の皮膚トラブルに幅広い効能・効果を有するのが特徴。皮膚疾患の領域において多くの専門薬が登場している現在もなお、発売から60年以上にわたり“暮らしの常備薬”としての歩みを続けており、昨年度は出荷ベースで過去最高の売上を達成したという。
最近では、携帯用としてのチューブタイプの需要が増えているが、バッグや化粧ポーチなどに入れて携帯しているうちに、チューブが破れたりするケースもあり、ユーザーからはアルミチューブの変更を求める声もあり、一昨年8月から“ラミネートチューブ”に変更している。
新発売の50gチューブもラミネートチューブとし、スタンディングタイプなので立てて置くことが可能。使用中にチューブが折れたり、塗装がはげたりすることなく最後までキレイに使える。また、キャップは使いやすいワンタッチキャップで、取り外しも可能な仕様となっており、外出先にも気軽に携帯することができる。茶色の個装箱・中身のチューブ共に、従来品(11gチューブ)のデザインを踏襲している。税別希望小売価格は600円。