日本イーライリリーは1月31日から、ヒト成長ホルモン製剤「ヒューマトロープC6mg・12mg」専用の、ペン型注入器「ヒューマトローペン3」(写真)を新発売した。
同注射器は、正確性、利便性、柔軟性をコンセプトに開発され、患者・家族が安心して自己注射ができるよう、操作性や機能を向上した。
特徴は、[1]mg表示による投与量設定が可能になった[2]より小幅な投与量設定刻みを実現。6mg製剤では0・05mg刻み、12mg製剤では0・1mg刻みが可能となり、患者の体重に合わせてより適切な投与量設定ができる[3]12mg製剤では、1回最大投与量が3・0mgとなり、体重が重い患者にも対応[4]容易に投与量設定の修正ができる――など。
ヒューマトロープCは1989年に発売され、骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長などの治療に使用されている。06年には、日本で初めて成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る)の適応症が認められた。