「常勤」縛りなど見直しも
健康保険組合連合会の幸野庄司理事(中央社会保険医療協議会委員)は23日、横浜市で開催された第2回全国ファーマシーフェア2017で、特別講演・一般公開講演「保険者からみた薬局薬剤師への期待」を行った。幸野氏は、次回の2018年度調剤報酬改定に向けたキーワードとして、▽「かかりつけ機能の本質」を追及▽薬剤師の「権限」と「責任」▽「かかりつけ」から「地域」へ▽ICT時代への対応――を挙げた。
講演の中で幸野氏は、18年度調剤報酬改定に向けて、かかりつけ機能の本質を追求する必要性を強調。「かかりつけ機能の本来の目的は、患者の医薬品の一元管理・継続管理や、患者の健康状態を把握するということを目指していかなければならないこと」とし、「そうすると、たくさんの薬を服用している患者や一定頻度で薬局に来局している患者、服薬コントロールが困難な高齢者や認知症患者、さらには妊婦、アレルギー患者などに、かかりつけ薬剤師は必要であって、年に数回、かぜや花粉症などで来局する人には不要。そこを見直した方がよいのではないか」と語った。
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