第23回医療経済研究機構シンポジウム「医療分野におけるイノベーションの創出―業種連携による今後の展望」が9月26日13時から、東京内幸町のイイノホールで開かれる。これまで主に新薬や新医療機器の創出がイノベーションとして捉えられてきた狭義の医療分野にとどまらず、より幅広い枠組み連携による新しいイノベーションのあり方を探る。シンポジウムでは、わが国における医療分野のイノベーション創出を取り巻く全体像を振り返った上で、現在医療分野に参入してきている様々な業界の取り組みについて議論する。定員は500人。プログラムは以下の通り。
プログラム
◇基調講演「わが国の医療分野のイノベーション創出を取り巻く概況と今後の課題・展望」―中村洋(慶應義塾大学大学院経営管理研究科[ビジネススクール]教授)
◇特別講演「他業種技術による医療産業への貢献」―牧野快彦(富士フイルムヘルスケア事業推進室統括マネージャー)
◇ショートレクチャー:「未病、ヘルスケアの新市場・新産業創出施策の進捗と神奈川県の今後の具体的取組みについて(仮)」、「創薬によるイノベーション:社会的役割の観点から」―長岡貞男(医薬産業政策研究所所長/東京経済大学経済学部教授)
「ICTを活用した在宅医療・介護連携を進めるための調査・研究、標準化の取り組み」―光城元博(保健医療福祉情報システム工業会[JAHIS]地域医療システム委員会・医療介護連携WGリーダー)
◇パネルディスカッション「イノベーション創出型ヘルスケア産業を目指して」―パネリスト:中村洋・牧野快彦・長岡貞男・光城元博、厚生労働省医政局経済課長三浦明
参加費は、医療経済研究機構の賛助会員は無料だが、非会員(一般)は3000円。定員は500人で、同機構の賛助会員以外の人も参加できる。申し込みは9月19日締め切りで、同機構ホームページ内[https://www.ihep.jp/seminar/search.php]の「研究会・シンポジウム」または参加申込用紙から申し込むこと。