先月行われた理事会で、日本ヘルスケア協会の新会長(二代目)に就任した今西信幸氏(東京薬科大学理事長)は21日、都内で行われた会見で「大役であるが、ヘルスケアが日本でより先に進むため、日本ヘルスケア協会の発展・充実に向けて尽力していきたい」などと抱負を述べた。
あいさつで今西氏は、「日本の年間総医療費が41.5兆円と韓国の国家予算に匹敵する数値となった現在、これ以上、保険に頼る医療の拡大はあり得ない」と指摘。「平均寿命ではなく健康寿命を延ばすことは、国民のQOL(生活の質)を高めることである。健康で生活し、寝たきりの期間を短くすることは多くの高齢者、国民の願いであり、民間企業が知恵を絞り、幅広いヘルスケア=予防に取り組むことが、新たな日本を作り上げていくことだと考えている」とした。
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