富士フイルムRIファーマは、悪性腫瘍や虚血性心疾患、てんかんの診断を目的としたPET検査用放射性医薬品「フルデオキシグルコース静注『FRI』」(一般名:フルデオキシグルコース(18F)注射液)を新発売した。
同剤は、より柔軟に検査予定時刻を設定でき、検査に必要な放射能を過不足なく適切に投与することが可能となるよう、製造時に1バイアル中の放射能を一定の範囲内で調整して提供するフレキシブルドーズ製剤となっている。
同社は、PET検査用放射性医薬品領域の事業拡大に向け、国際戦略総合特区の彩都西部地区(大阪府茨木市)と殿町地区(神奈川県川崎市)に研究開発拠点を新設し、同剤の発売に向けた準備を進めてきた。