ロート製薬は、乾燥肌用ブランド「CareCera(ケアセラ)」から、繰り返すカサつきや肌荒れ・敏感肌に悩む人に向けて、顔や体など全身を保湿ケアする「ケアセラAP」シリーズ(乳液・クリーム)を8月29日に新発売した。7種類の天然型セラミドに加え、醤油粕由来の新セラミドを含む混合物「セラミドプラス」を世界で初めて化粧品に配合し、肌のバリア機能に欠かせない潤いを補う。
同社の調査によると、ボディケアをしているという15~69歳の男女570人のうち、「保湿しても再び乾燥を繰り返す」という人が3割を占めた。また、20~69歳の男女1040人に対しての調査では、「年齢と共に乾燥しやすくなった」人が57%と半数以上に見られたという。これらの人を含め、現在のボディケアに満足していない人が非常に多い実態も示されたとしている。
ロート製薬では、これまで肌のバリア機能と細胞間脂質の研究を進める中で、醤油粕由来のセラミド混合物に着目した。抽出精製が難しく、含まれる量も少ないこのセラミド混合物の中には、麹菌のセラミドとして知られているセラミドが含まれており、これを新たにジヒドロキシリグノセロイルフィトスフィンゴシン(新セラミド)と名づけた(化粧品表示名称)。研究の結果、この新セラミドを含むセラミド混合物が、複数のセラミド合成関連酵素の遺伝子発現を増やす効果を見出した。
「ケアセラAP」は、このセラミド混合物を配合した新たな化粧品シリーズで、滑らかな使い心地で広範囲にも塗り広げやすい「ケアセラAPフェイス&ボディ乳液」(容量200mL)と、コクのあるリッチな使い心地の「ケアセラAPフェイス&ボディクリーム」(70g)の2アイテムあり、乾燥が気になる症状や部位に合わせて使い分けできる。各オープン価格。
また、併せて「ケアセラ泡の高保湿ボディウォッシュ」を処方改良し、セラミド濃度が従来品の10倍となって新発売された。セラミドが肌に残りやすい独自処方となり、さらに“泡弾力”もアップして使いやすく、乾燥肌をやさしく洗い上げる。通常の香りとフルーティローズの香りの2タイプあり、各詰替用も含めオープン価格。
同社では「最近は価格以外に高機能を求めるユーザーが増えている」ことから、ケアセラのブランドキャラクターである女優の広末涼子を引き続き起用し、乾燥肌悩みに着目した新シリーズの訴求も行っていく考え。