【新製品】大人のための粉ミルク型サプリ‐「プラチナミルク」3品を発売 雪印ビーンスターク

2017年09月13日 (水)
プラチナミルクシリーズ

 雪印メグミルクグループの雪印ビーンスタークは、半世紀以上にわたる母乳研究および乳幼児用粉ミルク研究で培った研究開発力を生かし、高齢者層も含めた“大人のための美味しい粉ミルク型サプリメント”という新たなカテゴリー商品を今月から新発売した。ビタミン・ミネラル・DHA・蛋白質など健康維持に必要とされる栄養素を含んだ「プラチナミルクforバランス」をはじめ計3アイテムからなる「プラチナミルク」シリーズで、共同で商品開発を行ってきたピップから小売店頭向けに販売するほか、自社の通信販売でも取り扱う。

 開発の背景となったのが、乳幼児用粉ミルクの“大人”使用に関する同社への問い合わせで、例えば「70歳だが足腰が弱くなる予防のため、サプリメントではなく食品で摂りたいと思い、薬局で粉ミルクを買って飲んでもいいか?」とか、「赤ちゃんの粉ミルクは栄養バランスがとれているので、高齢者が飲んでもいいですよね?」「大人でも粉ミルクを飲まれる人はいますか?」などで、ここ数年は年間で10件ほどが寄せられるという。

 雪印ビーンスタークでは、全国の1000人以上の高齢者層に粉ミルクに関する調査を行ったところ、60歳以上の女性の2%が「乳幼児用粉ミルクの使用経験がある」と回答。その理由として、約4割が「総合的に栄養が摂れるから」と回答したという。また、乳幼児用粉ミルクを使用した経験のある人に、大人用粉ミルクが発売された際の使用意向を聞いてみると、50代では61%、60代以上では85%以上の使用意向が確認された。さらに、50~70代のシニア女性では、現在の自身の症状に対して「栄養バランス」「筋肉・筋力の衰え」「美容」への関心が高いことも分かった。

 一方、健康をキーワードに快適生活に向けた新商品開発と卸事業を展開するピップでも、店頭で年配者が粉ミルクを購入するケースが多く、実際に小売店への問い合わせがあることから、大人向け粉ミルクの必要性を感じていた。そこで雪印ビーンスタークでは「大人向け粉ミルクという初めてのカテゴリーであり、店頭展開に際してピップの知見も生かして、共同で取り組むこととした」(商品開発部・河内慶子氏)

 これまで同社は育児関連品を「ビーンスターク」ブランドで展開してきたが、今回の「プラチナミルク」シリーズは新たな「ライフナビゲートフーズ」ブランドで展開する。同ブランドは、母乳研究をはじめとした食品と健康を科学する長年の研究、美味しさや摂りやすさへのこだわりを通じ“いつまでも生き生きと暮らしたい人々のQOL向上をナビゲートする”ことを目指した。

 「プラチナミルクforバランス」は、11種のビタミン、8種のミネラル、DHA、蛋白質など多くの栄養素が毎日の健康をサポートする。やさしいミルク味で、飽きのこない美味しさも特徴。そのまま溶かして飲むほか、粉末なので飲み物など様々なものに混ぜて摂取できる。1日摂取目安は約20g(大さじ3杯)、税別希望小売価格は300g2400円。

 「プラチナミルクforパワー」は、動く力を応援するHMB(β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸)、ビタミンD、カルシウムを配合。HMBは必須アミノ酸の一種であるロイシンから作られる重要な成分で、「日本人の食事摂取基準2015年版」にも有用な成分として紹介されている。抹茶ミルク味のスティックタイプ包装で、1日摂取目安は2本。税別希望小売価格は14本入り2400円。

 「プラチナミルクforビューティ」は、スティック1本にミルクセラミド22mg、ローヤルゼリー500mg、コラーゲンペプチド2500mgと4種のビタミンを配合したビューティサポート食品。ポタージュ風味で、1日摂取目安は1本。税別希望小売価格は14本入り2400円。



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