厚生労働省=27日13時から、東京本駒込の日本医師会館大講堂で、日本医師会、日本獣医師会、農林水産省との共催による「ワンヘルスに関する連携シンポジウム―薬剤耐性(AMR)対策」 を開催する。
薬剤耐性菌による感染症がヒト、動物で拡大していることは世界的な脅威となっている中、AMRに対応するためには、医療、獣医療などの関係者が分野横断的に連携するワンヘルスアプローチの取り組みが重要との認識が高まっている。こうした中、シンポジウムでは、各分野の最新の知見や取り組みが紹介され、関係者や国民にAMRの現状と抗菌薬適正使用の重要性について広く普及・啓発すると共に、各分野間の連携を推進することを目指す。参加費は無料。
シンポジウムでは、三宅邦明氏(厚生労働省健康局結核感染症課長)による基調講演「厚生労働省におけるAMRの取り組み」のほか、▽薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告▽家庭飼育動物由来耐性菌の現状▽医療における耐性菌の現状▽動物分野における薬剤耐性への取り組み▽小動物診療施設におけるMRSAの疫学▽医療における薬剤耐性への取り組み――についての講演が行われる。