【新製品】花粉シーズンの“副鼻腔炎”に‐アルガードブランドから新製品 ロート製薬

2017年12月25日 (月)
ロートアルガード鼻炎内服薬ゴールドZ

ロートアルガード鼻炎内服薬ゴールドZ

 ロート製薬は、トータル花粉対策ブランド「アルガード」の新製品として、花粉シーズンにおける鼻水・鼻づまり、頭重などの“副鼻腔炎”に着目した「ロートアルガード鼻炎内服薬ゴールドZ」(指定第2類医薬品)を20日に新発売した。日本で初めて生薬成分「シンイエキス」と抗アレルギー作用のある「メキタジン」を組み合わせたほか、2種類の鼻粘膜血管収縮成分をW配合しており、息苦しさ(鼻づまり)を改善すると共に、つらい鼻症状や頭重に効き目を発揮する。

 副鼻腔炎になると鼻づまりや息苦しさ、ネバネバした粘性の鼻水、頭重などの症状を引き起こす。厚生労働省の患者調査(平成26年)では、感冒やインフルエンザ等の細菌やウイルス感染のほか、花粉症などのアレルギー性鼻炎に起因する副鼻腔炎も増加しているとされ、また「アレルギー疾患診断治療ガイドライン2007」によると、花粉症などのアレルギー性鼻炎発症者の約4割が「副鼻腔炎を併発」しているとの報告もある。

 実際に同社でも、アレルギー性鼻炎(花粉症)発症者を対象に調査を行ったところ(対象1万2923人)、23%の人が「副鼻腔炎の症状がある」と回答したという。そこで「アルガード」ブランドから、アレルギー性鼻炎だけでなく、副鼻腔炎による様々な鼻症状にも効果を発揮する「ロートアルガード鼻炎内服薬ゴールドZ」を新たに投入し、ブランドラインナップ強化を図った。

 同品には、シンイ(辛夷)のエキスを有効成分として配合している。シンイはモクレン科コブシの花のつぼみを乾燥させた生薬で、消炎作用や排膿作用、抗菌作用がある。眠くならない抗アレルギー成分「メキタジン」がアレルギー症状の原因から抑え、生薬由来成分「シンイエキス」が鼻通りを良くする。このシンイエキスとメキタジンの組み合わせは、同品が初めてとなる。

 さらに、息苦しさ(鼻づまり)を改善するため、鼻粘膜血管収縮成分をW配合(塩酸プソイドエフェドリン、dL-メチルエフェドリン塩酸塩)しており、呼吸を楽にする。このほか、副交感神経に働きかけて鼻汁の分泌を抑制するベラドンナ総アルカロイド、中枢神経に作用して頭重を和らげる無水カフェインも配合しており、これら六つの有効成分がアレルギー性鼻炎または副鼻腔炎による諸症状を緩和する。

 素速く溶けて、服用しやすい小さなソフトカプセルで、成人(15歳以上)1回1カプセルを1日3回、食後に服用する。税別希望小売価格は10カプセル1280円、20カプセル1980円。



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