調剤機器メーカーのユヤマは、医薬品の取り違えによる医療事故を防ぐ小規模薬局向けシステム「GS1チェッカーリミテッド」を新発売した。1人薬剤師の薬局でも使いやすいよう、シンプルでコンパクトな構成となっている。
同システムは、医薬品を取り揃える時にPTPシートに印刷されたGS1データバーと処方データを照合し、取り間違いを容易に防止できる。専用スタンドに固定された「iPod touch」に取り揃えた医薬品をかざすと、GS1データバーを読み取り、処方データと合致しているかどうかを即座に照合。取り間違いがあると警告を発する。
機能を絞り込んだ、PC端末不要のコンパクトなシステム構成も特徴。作業台の上で場所を取らず、どこにでも設置でき、据え置き型なので作業時に両手を自由に使え、監査業務をスムーズに行える。あらかじめ薬品マスタ情報を登録し、レセコンとの連動を設定すれば、すぐに使える。登録がない薬品も後から簡単に登録できる。
専用スタンドのアーム部分に設置した鏡の反射を利用し、作業台の上に置いた医薬品の画像を撮影。どんな医薬品を取り揃えたのかを処方に紐づけて、その画像を記録できる。後から不安になった場合に確認でき、患者からの問い合わせにもスムーズに対応できる。