第51回日本薬剤師会学術大会が9月23、24日の2日間、石川県金沢市で開かれた。同県での大会開催は初めて。全国から約8400人が参加。「人として、薬剤師として。」をメインテーマに24分科会、210題の口頭発表、461題のポスター発表を中心に、薬剤師を取り巻く様々な課題について討議を繰り広げた。
開会式であいさつした山本信夫日薬会長は「法改正後5年を経過した薬機法、さらには薬剤師法の改正まで視野に入れた議論が国の検討会で進められている」と言及。「わが国に薬律が制定されて以来、その基本的な概念に大きな変化は加えられていないが、約130年を経た現在では薬剤師の基本的な役割には変わりはないものの、その機能や役割の範囲は広がってきた」と述べ、「薬機法改正の議論は、薬剤師の基本業務を変えることなく、時代に即したものとするための議論であり、薬剤師や薬局にとって目指すべき方向を明確に示すものになると期待している」と話した。
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