
恵命我神散の新パッケージ
胃腸薬「恵命我神散」は、屋久島に生まれ育った同社創業者の柴昌範氏が最上宏医師と共に、屋久島と種子島の民間伝承薬であったガジュツを、病苦に悩む人の救済のため商品化した。1933年(昭和8年)に鹿児島で販売開始したことを機に、東京に進出。その後、海軍にも納入されるようになった。そして配置薬として家庭に普及し、今では薬局・薬店、ドラッグストアでも販売されている。
生薬ガジュツは、ショウガ科のガジュツの根茎を乾燥したもので、「恵命我神散」には胃の働きを活発にし、胆汁分泌を促進して脂肪の消化を高め、胃粘膜を修復する作用のあるガジュツ末と、消化管粘膜を保護する働きのある真昆布末に、添加物としてウコン末とショウキョウ末を配合している。
リニューアルされたパッケージデザインは、適応症状を分かりやすく表記したほか、商品名にふりがなを併記して読みやすくした。さらに、胃をイメージしたデザインモチーフを採用し、主成分の生薬ガジュツと生産地(屋久島・種子島)も表記した。
「恵命我神散」シリーズは、パウチ包装の「恵命我神散」が容量100g×4袋で税別希望小売価格6000円、分包の「恵命我神散S」が20包1300円、40包2300円、120包6000円の3タイプ、同じく分包の「恵命我神散S〈細粒〉」が20包1400円、60包3800円、120包6800円の3タイプとなっている。