政府は3日、「2018年秋の褒章」を発令した。主な受章者は次の各氏。
〈文部科学省関係〉
◇紫綬褒章
影山龍一郎(京都大学教授、61歳):分子生物学・発生生物学分野で、哺乳類の神経幹細胞の増殖や分化といった神経発生を制御する転写因子を発見し、その分子機構を解明すると共に、光照射によって人工的に神経発生を制御する技術を開発し、神経再生医療への応用の道を拓くなどの業績を挙げた。
木下タロウ(大阪大学名誉教授、67歳):生化学・免疫学の分野で、細胞膜に蛋白質をつなぎとめる糖脂質グルコシルホスファチジルイノシトール(GPI)の整合性経路やその生理的・病的意義を解明し、発作性夜間ヘモグロビン尿症や先天性GPI欠損症の理解や治療に新たな道を拓くなどの業績を挙げた。
〈厚生労働省関係〉
◇藍綬褒章
江上{示+羊}一(65歳):熊本県薬剤師会副会長
小宮賢一(59歳):元鎌倉市薬剤師会会長