リフィル処方箋の実現にも意欲
中央社会保険医療協議会支払側委員の幸野庄司氏(健康保険組合連合会理事)は3日、大津市で開かれた近畿薬剤師学術大会で講演し、次回調剤報酬改定の見通しについて「オンラインによる服薬指導と、薬機法の改正が大きなポイントになる」と私見を提示。薬機法改正に向けて「薬局を機能で分類する考え方が出ている。機能に対応した調剤報酬を考えることになるのではないか」と語った。このほかリフィル処方箋などの実現について「引き続きやっていきたい」と意欲を示した。
幸野氏は、現在進められている薬機法の改正に向けた議論の結果が「次回診療報酬改定に影響を与える」と言及。「私なりの理解では、地域貢献機能、高度薬学管理機能というように薬局を機能で分類し、その機能に対応した調剤報酬を考えるのではないか」と述べ、「現在は調剤基本料1とか2とかいう分類になっているが、もっと大きな機能で分類する方向になるのではないか」などとした。
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