アステラス・アムジェン・バイオファーマとアステラス製薬、ユーシービージャパン(UCB)は、ヒト化抗スクレロスチン抗体「イベニティ皮下注105mgシリンジ」(一般名:ロモソズマブ)について、「骨折性の高い骨粗鬆症」の治療薬として世界に先駆けて新発売した。アステラス・アムジェン・バイオファーマとアステラスが共同販促を行う。
イベニティは、アステラス・アムジェン・バイオファーマとアステラスが、共同で開発を進めてきた骨形成促進剤で、骨形成促進と骨吸収抑制の両方の作用により、骨密度を増加させ、骨折リスクを低下させる。骨密度が低く、椎体骨折の既往歴のある骨折の危険性が高い患者に対し、1カ月に1回、12カ月皮下投与する。
UCBジャパンは、グローバルでのUCBとアムジェンの契約に基づき、国内の情報提供活動には関与せず、骨粗鬆症疾患の認知や理解、治療率向上のための活動を支援する。海外では、米FDA、欧州EMAが承認審査中。