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独ベーリンガーインゲルハイムは17日、米バイオ企業の「アクティミス・ファーマシューティカルズ」を買収すると発表した。アクティミスが第I相試験中の喘息治療薬「AP768」の開発マイルストンの達成に応じて、段階的に持株比率を高める。買収総額は5億1500万ドル(約556億円)となる見通し。
AP768は、喘息やアレルギー性鼻炎治療の新規分子標的であるプロスタグランジンD2受容体「CRTH2」に作用する化合物。前臨床試験の成績では、既存のロイコトリエン受容体拮抗薬と比べて高い有効性が示されている。
今回の買収は、現在第I相試験中のAP768の開発マイルストンの達成に応じて、持株比率を高めていくもの。AP768の開発が第III相試験に至った段階で、ベーリンガーはアクティミスを完全に買収することになる。これにより、ベーリンガーは呼吸器領域の開発ポートフォリオをさらに強化する。
アクティミスは、独バイエル・ヘルスケアからスピンアウトしたバイオベンチャーで、米投資会社と三井物産ベンチャーパートナーズなどが出資している。
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