令和2年の通常国会が1月20日に開会し、安倍首相が本会議で施政方針を示した。
財政出動や規制緩和を訴え前向き積極的な印象を与えるものだった。今年はオリンピックイヤーでもあり、4千万人以上の外国人観光客が来日して、さぞかしにぎやかで活気溢れる年になりそうな予感がする。一方、通常国会に先立つ自民党両院議員総会で、安倍首相は「人生百年を見据えた全ての世代が安心できる社会保障制度改革に向けて、いよいよ実行に移さなければならない」と宣言した。高齢化・人口減少・財政難に対応可能な医療体制構築が推し進められる年になりそうだ。振り返ってみると昨年9月末に厚労省は「再編統合について特に必要」として、自治体病院や日赤病院など424の病院名を公表して、関係自治体に突き付け対応を迫っている。2025年ゴールの地域医療構想実現に向かって遅れを許さないというメッセージだろう。
病院も薬局も製薬会社も現状のままでは生き残れない。生き残りの方向性は既に示されている筈だ。特に薬局は社会的責任を果たしているのか?という疑問を突き付けられ、改定薬機法では薬剤師のあるべき姿まで具体的に示された。
今年の診療報酬改定では、当然やっていること(調剤)への評価から、やるべきことへの評価が鮮明になるだろうと皆が予測している。
お馴染みの漆畑先生から、今年の診療報酬改定の視点やポイントを背景も含めて具体的にお聞き出来ることと期待しています。乞うご期待!
日時
2020年2月20日(木)15:00~17:00
会場
薬学ゼミナール「お茶の水教室」3階
東京都千代田区神田駿河台2-1-14(地図参照)
演題
「2020年診療報酬改定について(仮題)」
講師
漆畑 稔氏(日本薬剤師会相談役 薬剤師)
参加費
会員(無料)、非会員:当日参加(3,000円)、学生無料
・出欠連絡先:2月17日までに、井上宛(m.inoue@ytl.jp)にお願いします。
・会員の代理参加が出来ます。
・当日の連絡先:田中(090-2417-0816)
主催
医療・医薬品情報研究会