日本ケミファと富士フイルム和光純薬は、アレルギー検査キット「ドロップスクリーン特異的IgE測定キットST-1」と専用の測定装置「ドロップスクリーンA-1」を新発売した。
ドロップスクリーンは、日本ケミファと理化学研究所が共同で開発を進め、理研の特許を用いて開発されたアレルギースクリーニング検査キット。1滴(20μL)の血液で41項目のアレルゲンに対する検査を30分で測定できる。また、全血の場合は指先からの微量採血で行うことから、小児など注射器での採血に抵抗感のある受診者でも安心して検査を受けることができるという。
従来のアレルギー検査は、直接アレルゲンを皮膚に注射して反応を見る皮内テストやプリックテストを院内で実施する方法や、血液を採取して外部専門機関に分析を依頼し、後日に受診者に検査結果を報告する方法が一般的となっている。
10種類以上の多項目のアレルギーを調べるスクリーニング検査のためには1~2ccの血液を注射器で採る必要があった。