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大塚製薬は26日、チェコの医薬品原薬開発・製造メーカー「インターファーマ・プラハ」(IPP)を買収したと発表した。同社が進めるグローバル化の一環として、東欧に初めて医薬品原薬と栄養製品の研究開発・製造拠点を確保することになる。
チェコの首都プラハに本社を構えるIPPは、X線造影剤と抗癌剤を含む低分子化合物にターゲットを絞った医薬品原薬の開発・製造メーカー。最先端の生産、品質管理、分析技術を持ち、天然物由来の栄養製品の研究・製造も得意とする。
特にX線造影剤に関しては、研究・製造のプロセス開発から、製品生産まで実施できる世界的にも数少ない企業として知られる。
今回の買収を受け、同社は東欧に医薬品原薬の開発・製造拠点を確保し、これを足がかりに成長するロシアへの事業展開を目指す考え。IPPの特殊な生産技術、研究開発ノウハウに、同社の研究開発力、営業力が加わることで、海外事業展開をさらに加速させる方針だ。
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