塩野義製薬は13日、中国最大の総合保険グループ「中国平安保険」と合弁会社を設立する契約を今月下旬に締結することを決めた。出資金450億円の51%を塩野義が、49%を平安が拠出し、8月に「平安塩野義有限公司」(本社:上海市)を設立する。合弁会社を中核に、ビッグデータを活用したデータドリブン創薬など新たな取り組みを推進する。
合弁会社では、平安が所有するビッグデータと人工知能(AI)解析技術を組み合わせて、革新的な医薬品やヘルスケアサービスを効率的に創出する基盤作りに取り組む。多剤耐性グラム陰性菌感染症治療薬セフィデロコルなど、塩野義が持つグローバル開発品の中国やアジアにおける開発拠点としても合弁会社を活用する。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。