米バイオ企業のモデルナは、新型コロナウイルス感染症ワクチン「mRNA-1273」の第I相試験の中間解析で、参加した18~55歳の健常成人45人全員に、中和抗体が確認されたと発表した。今後は、3万人を対象とした第III相試験を米国東部時間の27日に開始予定としている。
同試験では、健常成人を対象に、「mRNA-1273」を25μg、100μg、250μgの3用量群で、28日間隔で2回に分けて接種し、57日間にかけて免疫原性と安全性を検証した。
その結果、2回の接種が終了後、全ての参加者で中和抗体が検出され、100μg投与群では57日目の時点で回復患者の平均の2倍以上の抗体を示した。
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