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【田辺三菱製薬】845億円の減損損失計上‐パーキンソン薬開発遅れで

2020年11月06日 (金)

 田辺三菱製薬は、2021年3月期中間決算(連結)で845億円の減損損失を計上した。新型コロナウイルス感染症の拡大で、パーキンソン病を対象に海外で第III相試験段階にある「ND0612」(レボドパ/カルビドパ持続皮下注製剤)の開発が予定から1年半遅れると見込み、収益性の低下による同剤の無形資産(仕掛研究開発費)の減損損失を計上することになった。

 22年度に欧米で上市する計画だったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受けた。第III相試験の被験者組み入れが予定通りに進まず、被験者組み入れ後に施設側から中止の申し入れがあるなど、開発計画に狂いが生じた。


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