ウェブ上で開催された日本医療安全学会学術総会のパネル討論会で、薬剤師と看護師が連携し、安全な内服薬管理に取り組んでいる病院の事例が示された。済生会横浜市東部病院医療安全管理室の専従看護師である太原志歩氏は、薬剤師1人を専従担当者として迎え入れた結果、薬の事故を防ぐ活動を強化できたことを報告した。薬剤師が疑義照会した全症例から、患者が服用した場合に被害が大きいものを抽出し、処方医にインシデントレポートの提出を促す取り組みを開始したという。
同院の医療安全管理室は、室長を兼務する医師のもと専従看護師1人で活動を続けてきたが、2019年度から薬剤師1人が加わり、専従担当者2人体制になった。2人体制の強みを生かして、薬の事故対策に力を入れ始めた。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。