フォーミュラリーに基づく薬剤師の持参薬切替提案は医師の負担軽減やエラー防止につながることが、戸田中央リハビリテーション病院薬剤科の調査で明らかになった。同院の常勤医師にアンケート調査を実施したところ、患者の入院時にフォーミュラリー等に基づいて薬剤師が持参薬の代替薬を提案した場合には、医師の処方切替に要する時間は1薬剤当たり1分で、提案が全くなかった場合の2分に比べて大幅に短くなった。安全性の確保についても、医師から高い評価が得られた。
同院は、埼玉県戸田市にある200床の回復期リハビリテーション病院。エビデンスに基づき、有効性や安全性、経済性を考慮して推奨同効薬をリストアップしたフォーミュラリーの導入を進める戸田中央医科グループの病院として、これまで18品目21薬剤の推奨薬を盛り込んだフォーミュラリーを作成。薬剤師が持参薬剤鑑別書で切替薬の提案を医師に行う場面でも、フォーミュラリーを活用している。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。