第一三共へルスケアは、総合胃腸薬「第一三共胃腸薬細粒s」「第一三共胃腸薬錠剤s」(いずれも第2類医薬品)をリニューアル発売した。
第一三共胃腸薬は、1957年に三共胃腸薬として誕生し、当時から配合されている消化酵素のタカヂアスターゼをはじめ、制酸剤や生薬等を配合した複合処方により、幅広く効果を発揮する総合胃腸薬。
日本人の食生活やライフスタイルの変化により胃腸の症状が多様化し、生活者が胃腸薬を選ぶ際に重視することも変化している中で、ニーズに合わせて処方を変更し、長年にわたり多くの生活者から支持を得ている。
今回発売した「第一三共胃腸薬細粒s」「第一三共胃腸薬錠剤s」は、同社に寄せられた生活者の声から改良した製品。従来品に配合していた鎮痙・鎮痛成分のロートエキスを除くことで、緑内障の人にも使えるようになった。
また、「第一三共胃腸薬細粒s」は外箱から出して持ち運んで服用されることが多いため分包にも使用期限を記載し、「第一三共胃腸薬錠剤s」は小容量(50錠)瓶の口径を広げ、錠剤を取り出しやすい仕様に変更した。
主な製品の特徴として、▽脂肪を分解するリパーゼAP12と糖質・蛋白質を分解するタカヂアスターゼN1が消化を助ける▽6種の健胃成分が弱った胃の働きを高め、胃の不快感・食欲不振などに効果を表す▽3種の制酸剤が胃酸を中和して胃粘膜を保護すると共に、2種の生薬が荒れた胃粘膜を修復する▽ナトリウムを含んでいないため塩分が気になる人も使える――などが挙げられている。
同社が実施した調査によると、75%の人が胃腸薬購入時に安全性が高く、副作用が少ないことを重視していることが判明。同社は、「長年常備薬として広く親しまれてきた第一三共胃腸薬を、より多くの方に使用してもらえる処方に見直すことで、生活者の健康を支え続けていく」としている。
価格(税込み)は、「第一三共胃腸薬細粒s」が12包で770円、32包で1595円、60包で2585円、「第一三共胃腸薬錠剤s」が50錠で770円、190錠で1595円、320錠で2585円。