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◆各薬科大学でＯＳＣＥのトライアルが行われているが、ある大学のトライアルに模擬患者として参加した人の感想を聞く機会があった
◆参加者は、「手伝えてよかった」「回数を重ねるごとに要領が理解できた」「練習不足」「対応が不揃いで、余分にしゃべり過ぎた」「課題と役作りをマッチングさせて、もっとレベルを上げたい」など、自戒の念を含めた感想が目立ち、模擬患者としての向上心が強く感じられた
◆学生に対しては、「全体的に技術が向上し意識の高さが見られる」という褒め言葉が少なくなかった。その一方、「医療関係者になる心構えが足りない」「言葉遣いがなってない」「緊張している」など反省を促す意見もあった。さらに、「女子の方がしっかりしている」という声が多く、男子学生への評価は厳しいようだ。特に、「男子学生の長髪を快く思わない」模擬患者の感想が多数を占めた
◆若い男性にとっては当たり前の長髪だが、年配層に不快感を与えている事実は否めない。高齢者の患者が増加している社会的背景から、医療従事者を目指す若者なら、この世代ギャップは自ら歩み寄るしかないだろう。