◆2月28日から3月8日は子ども予防接種週間だ。4月からの入園・入学・進学・就職に備え、必要な予防接種を済ませることはもちろん、予防接種を受けさせる親への啓発も目的にしている。この9日間は土日に加え、平日夜間でも予防接種を受け付ける医療機関もある
◆中でも重点的に取り組まれるのは麻しん・風しん対策だ。日本は麻しんの輸出国として国際的に非難を受けている。例えば、2007年には米国やカナダ、オーストラリア、スイス、台湾などで、日本人旅行者などが麻しんを輸出した。カナダでは、高校の修学旅行生が麻しんを発症し、一時、残りの生徒らがホテルに隔離されたというニュースもあった
◆麻しんの発症を抑えるためには、現段階では予防接種しかない。日本では06年4月から、1歳時と小学校入学前の2回接種が導入され、市町村などでは積極的な接種勧奨を行っている。さらに、昨年4月からは、新たに中学1年生と高校3年生を対象にした5年間の措置もとられている
◆日本は“麻しん排除”を12年に達成することを目標に掲げ、各種対策が行われている。いま予防接種を再認識する時期にある。
予防接種の再認識を
2009年01月30日 (金)
‐AD‐
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
医療機器・化粧品
新薬・新製品情報
企画
寄稿