あすか製薬は5日、更年期障害治療剤「メノエイドコンビパッチ」(一般名:エストラジオール/酢酸ノルエチステロン)を新発売した(写真)
「メノエイドコンビパッチ」は、卵胞ホルモンと黄体ホルモンを1剤に配合した貼付剤。更年期障害や卵巣欠落症状に伴うほてり・発汗に対し、1週間に2回貼り替えるだけでホルモン補充療法を確実に行えるため、患者のコンプライアンス向上が期待できる。また、肝臓での初回通過効果を受けないため、脂質代謝・血管炎症への影響を抑えることができる。
「メノエイドコンビパッチ」は、産婦人科領域を重点領域と位置づける同社として新薬第1号となる。今後、緊急避妊薬、遺伝子組み換え卵胞刺激ホルモン、卵巣癌治療剤など新製品の早期上市に取り組み、産婦人科領域全体で100億円の売上を目指していく。
売上は、初年度が2000万円、ピーク時の5年目が6億3000万円を見込んでいる。
薬価は、「メノエイドコンビパッチ」が1枚372・30円。