
キッセイ薬品と第一三共は5日、前立腺肥大症に伴う排尿障害改善薬「ユリーフ錠2mg、同4mg」(一般名:シロドシン)を新発売した(写真)
「ユリーフ錠」は、キッセイ薬品が創製し、第一三共と共同開発した選択的α1A受容体遮断薬「ユリーフカプセル」の新剤形。錠剤化により、高齢者や嚥下機能が低下した患者でも服用しやすくなった。また、4mg錠には割線を入れ、1剤での用量調整も可能にし、患者や医療関係者の利便性を図った。
既に「ユリーフカプセル」は、両社が2006年から国内で共同販売し、年間売上高で150億円規模の製品となっている。海外では、韓国で昨年4月、米国で昨年10月に承認されており、発売に向けた準備が進められている。「ユリーフ錠」の発売は国内が初めて。
薬価は、「ユリーフ錠2mg」が49・50円、「同4mg」が98・10円。