
アイリスオーヤマは、新型コロナウイルス感染症の拡大と長期化に対応するため、除菌ウェットティッシュの国内生産を開始し、「除菌ができるウェットティッシュ」4種類を全国のドラッグストア、インターネットサイトを中心に発売した。
同社は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴うグローバルサプライチェーンの混乱の影響を受け、2020年7月から宮城県角田工場でのマスクの国内生産を開始。21年には、静岡県富士小山工場での飲料水事業の本格稼働や、茨城県つくば工場第二倉庫の新設など、積極的な設備投資を行うことで、有事の際に安定供給できる生産供給体制を構築してきた。
今回、同社は角田工場の一部を改修して、除菌ウェットティッシュの生産を開始。これまで中国一国に依存していた供給体制を見直し、国内工場で内製化することにより、有事の際のサプライチェーン寸断のリスクを回避し、安定供給できる体制構築を図る。
今回発売する「除菌ができるウェットティッシュ」は、厚みが約2倍で破れにくく、卓上や部屋の掃除に適した“凄厚(すごあつ)タイプ”と、100枚入りで普段使いに適した“大容量のタイプ”の2シリーズをラインアップ。使用用途に合わせて選ぶことができる。
アルコールタイプとノンアルコールタイプをラインアップしており、肌の弱い人や子供、年配者など幅広い人が安心して使用できる。どちらも取り出しやすいボトルタイプで、手軽に身の回りの汚れの拭き取りや気になる箇所の除菌が可能。
参考価格は、「除菌ができるウェットティッシュ凄厚シリーズアルコールタイプ」「同ノンアルコールタイプ」が480円、「除菌ができるウェットティッシュ大容量シリーズアルコールタイプ」「同ノンアルコールタイプ」が450円(いずれも税込み)