TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【大正製薬】BMSの商標権、子会社を買収‐アジア地域のOTC事業拡大へ

2009年09月16日 (水)

 大正製薬は16日、米国のブリストルマイヤーズスクイブ(BMS社)との間で、アジア地域においてBMSが保有するOTC医薬品の商標権などのブランド資産取得、並びにジャカルタに本社を置くPTブリストルマイヤーズスクイブ・インドネシア(BMSI)の株式97・97%を取得することで合意したと発表した。取得価格は、BMSのブランド資産が約145・6億円、BMSIの株式が136・5億円。

 大正の海外進出は、「リポビタンD」を発売した翌年の1963年から始まった。香港、台湾、マレーシア、フィリピン、インドネシア、タイ、ベトナム、中国などに現地法人を設立して、「エナジードリンク」という新市場を形成、ドリンク剤市場において国際的リーダーとしての地位を確立している。

 今回、取得するブランドのうち「Tempra」は、インドネシア、フィリピンの解熱鎮痛薬市場で、「Counterpain」は、インドネシア、タイの外用消炎鎮痛薬市場で、それぞれトップクラスのシェアを有する。BMSIは、インドネシアを拠点としたOTC医薬品を主体としたメーカーで、ジャカルタ郊外に2万5440m2の敷地を持つ工場を持っていることからも、今後のアジア事業拡大戦略で、生産拠点としての期待が高い。

 大正では「今回の買収を契機に、アジア事業全体を統括する会社をシンガポール、クアラルンプールなどを候補として新設し、成長市場であるアジア地域におけるOTC医薬品事業の一層の拡大を目指す」としている。

 なお、BMSIの役職員は、今後の事業展開の重要な戦力と位置づけ、現行の雇用及び処遇は維持していくという。



‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術