ノバルティスファーマは、国内初のクリオピリン関連周期性症候群(CAPS)治療薬「イラリス皮下注用150mg」(一般名:カナキヌマブ)を新発売した。
イラリスは、IL‐1βに対する遺伝子組換えグロブリンG1モノクローナル抗体。CAPSの症状を増悪させる炎症性サイトカインIL‐1βに高い選択性を示し、活性を中和することで、CAPSの炎症症状を寛解させる。
国内臨床試験では、投与後24週以内に完全寛解した患者の割合は94・7%、48週以内には100%の患者で完全寛解が得られている。
用法・用量は、体重40㎏以下の患者には、カナキヌマブとして1回2mg/kgを、体重40㎏を超える患者には1回150mgを8週ごとに皮下投与する。
薬価は、150mg1瓶が143万5880円。