厚生労働省医薬食品局安全対策課は、バイエル薬品の月経困難症治療薬「ヤーズ配合錠」について、今月7日までに因果関係が否定できない血栓症による3例目の死亡が報告されたとして、製造販売業者に安全性速報(ブルーレター)を配布すると共に、使用上の注意を改訂して「警告」を設定するよう17日付で指示した。
同剤は、経口黄体ホルモンのドロスピレノンと卵胞ホルモンのエチニルエストラジオールを配合した薬剤で、排卵を抑制すると共に子宮内膜の増殖やプロスタグランジンの産生量を抑制することにより、子宮収縮運動を抑制し、月経困難症の疼痛などを軽減する。2010年11月16日の販売開始から今月7日までの推定使用患者数は約18万7000人。
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