来年度からスタートする第8次医療計画に合わせた薬剤師確保計画の策定について、実務を担う都道府県薬務主管課の多くが「今年度末までの策定に間に合うか不安」と考えていることが、本紙調査で明らかになった。今月に厚生労働省から2次医療圏別の薬剤師偏在指標と薬剤師確保計画ガイドラインが公表されたが、国が示した偏在指標だけでは実際の不足状況を把握できず、都道府県で独自調査を実施しないと薬剤師確保計画を立てられないため、医療計画と歩調を合わせた策定作業が難しいと考える県も多いようだ。
本紙が都道府県薬務主管課にアンケート調査を実施したところ、40都道府県から回答を得た。薬剤師確保計画の策定で直面している課題を尋ねると、最も多かったのが「スケジュールに間に合うか不安」との声だった。
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