
日本臨床薬理学会学術総会が13日にさいたま市内で開かれ、日本人における第I相試験のあり方に関して議論し、臨床薬理試験専門病院からは「原則として日本人での第I相試験は不要」とする厚生労働省の通知に懐疑的な意見が示された。製薬企業からはヒト初回投与(FIH)試験前の早期段階で日本が参画できるようになること、第I相試験の実施を当然視していた一部企業の意識変化が期待されるなど通知発出を評価する声も上がった。
海外開発が先行する医薬品に関する日本人での第I相試験の実施をめぐっては、ドラッグロス解消に向けた施策の一つとして、厚労省が昨年12月に発出した通知で、「必要と考えられる場合を除き、原則として日本人で追加実施する必要はない」との考えを示した。
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