独ベーリンガーインゲルハイムは、統合失調症の認知機能障害を対象に第III相試験まで進めていたイクレペルチンの開発を中止することになった。日本を含むグローバル第III相試験で主要評価項目、副次評価項目とも達成できなかったため。
第III相試験の速報概要は現地時間16日、日本語訳は24日に同社が発表し、「全体として、6カ月間のイクレペルチン投与後、プラセボと比較して認知機能と日常生活機能に対する統計学的に有意な効果は見られなかった」と説明した。長期継続試験も直ちに中止することを決定したとあり、これで進められている臨床試験はなくなった。
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