日本介護美容セラピスト協会(ナリス化粧品100%出資)は2014年4月の設立以降、心と体の美容療法を創出。ビューティタッチセラピー(介護美容)の手法を用いて、マッサージトリートメントやメイクなどの「肌に触れるケア」を取り入れることで、主に高齢者の自立支援やQOLの向上を目指し、全国で介護と美容の手法を取り入れたセラピスト(ビューティタッチセラピスト)の養成と認定講座を開催してきた。今年3月末で、設立当初からの目標だったセラピストの認定数が3027人となり3000人を突破した。
「ビューティタッチ セラピー」の受講者に関しては、40代~50代の女性が多いものの、昨年度だけでも70代の受講者が10人と、アクティブシニアの社会参加やホスピタリティを発揮するための仕事としても選ばれていることが判明した。またこれまでは、もともとエステティックや美容に関わってきた人が施術者の幅広げを行いたいと受講したり、家族や身近な人のセラピーをしたいと受講する人が多かったが、最近は介護職・療法士などの資格を持つ人の仕事の幅広げとして受講する人が増加。より実践的にすぐに仕事で活かしたいと考える受講者が増えているという。