◆中国から伝来し、日本で独自の進化を遂げた伝統医学である漢方。国内では、医師の8割以上が漢方製剤の処方経験を持つなど臨床現場では幅広く使用されている。一方、個々の患者の病態(証)に合った処方選択は、長年の経験や専門的な知識が必要になる
◆西洋医学による診断(病名)で、漢方薬を処方する場合、漢方処方の選択に悩む非専門医も少なくないようだ。これら課題の解決手段として、漢方診療支援ソフトウェアなどのテクノロジーの活用などに期待を寄せる向きもある
◆今月、漢方専門医などを中心とする任意団体「漢方DX研究会」が立ち上がった。同研究会では、漢方の伝統的な知識を現代のデジタル技術やデータ解析手法と融合させることを目的に「漢方DX」の推進を目指すという
◆5月に第1回目の研究会を開催し、6月開催の日本東洋医学会学術総会でも関連したシンポジウムが行われる。口訣伝承のイメージの強い日本の漢方医学が、AIテクノロジーとの融合でどのような化学反応が起きるのか注目したい。
漢方とデジタル技術の融合
2025年04月30日 (水)
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