◆今年の大型連休は、自宅でスポーツ観戦と関連ニュースを流し読みして過ごした。韓国では過去10年間で小学生から高校生の運動部が3割ほど消滅したという。世界トップレベルで進む急激な少子化が背景の一つにある
◆少子化は日本も深刻であることは言うまでもない。その影響を受けていた京都ノートルダム女子大学が学生募集停止を決めた。伝統と知名度のある大学の撤退は教育関係者にも衝撃が大きく、18歳人口減少の影響が本格化したことを実感させる
◆千葉科学大が一時は公立化を検討するなど、少子化の波は薬学部にも押し寄せている。他方で、多額の地方交付税が投入されるとして、国は公立化に慎重な検討と統廃合等による規模の適正化を求める姿勢を明確にしている。経営が苦しい大学にとって、判断がより難しくなる時代が到来した
◆他業界との若年層の奪い合いは激化が予想される。大学による魅力あるカリキュラム構築だけでなく、薬学部出身者にとって働きやすさと働きがいを両立させた職場づくりが急務だ。
大学・企業に少子化の波
2025年05月07日 (水)
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