アステラス製薬は、新たなモダリティとして開発を進める標的蛋白質分解誘導剤「ASP3082」について、膵腺癌を対象に少数の被験者で期待される効果を確認するPoCを達成した。同社が「プライマリーフォーカス」と呼ぶ早期段階から重点的に研究開発投資を行っているプロジェクトで初のPoC達成となった。2025年度中に他の複数の癌におけるPoCの見極めを予定しており、本格的な臨床開発に向け進み始めた。
プライマリーフォーカスの新薬候補は、同社の国際戦略品である前立腺癌治療薬「イクスタンジ」の特許切れ後の収益貢献を見据えて開発が進められているが、開発中止などで苦戦続きだった。
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