厚生労働省は14日付で、新薬8成分10品目を薬価基準に収載する。MSDのフォン・ヒッペル・リンドウ病関連腫瘍治療剤「ウェリレグ錠40mg」(一般名:ベルズチファン)は画期性加算75%と市場性加算I15%、肺動脈性高血圧症治療剤「エアウィン皮下注用45mg、同皮下注用60mg」(ソタテルセプト)には有用性加算I45%、市場性加算I15%の対象となったが、原価開示率が50%未満のため加算係数ゼロが適用された。画期性加算の対象となった品目は7例目。6日の中央社会保険医療協議会総会で了承された。
▽ウェリレグ錠40mg(MSD):新有効成分のベルズチファンを含有し、フォン・ヒッペル・リンドウ病関連腫瘍等を効能・効果とする。
原価計算方式で算定。フォン・ヒッペル・リンドウ病関連腫瘍の適応症で初めて承認された品目で、初めて全身治療を提供するものであることなどから画期性加算75%、同様の理由で市場性加算I15%の対象となったが、原価開示率50%未満であるため加算係数ゼロが適用された。
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