
アルジェニクスジャパンは24日、2019年の会社設立を実現した社長のヘルマン・ストレンガー氏が5月31日付で退任し、後任にブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)日本法人の執行役員など務めた後藤太郎氏が6月1日付で就任すると発表した。交代理由は、同社によると、ストレンガー氏が仕事から完全にリタイアすることになったため。同社は後任を探していた。
後藤氏は1976年生まれ、48歳。2001年に岐阜大学医学部卒業、医師免許取得後、同大学大学院にて神経生理学を研究し、05年に医学博士号を取得。01年から08年にかけて岐阜大学病院などで精神科臨床に従事していた。
08年に日本イーライリリーに入社し、臨床開発医師、米国本社でのグローバルR&D業務を含む神経科学領域のプロジェクトに従事し、日本ではメディカル部門で要職を歴任した。17年からはMSD(日本法人)でエグゼクティブディレクターとしてメディカルオペレーションを統括し、19年にBMS日本法人に移籍。メディカル本部長や血液領域事業部長を歴任し、22年から血液・腫瘍領域の事業部長、執行役員兼バイスプレジデントを務めてきた。
退任するストレンガー氏は、約30年に渡り日本でのキャリアを持つ。