中外製薬のデュシェンヌ型筋ジストロフィー治療薬「エレビジス点滴静注」(一般名:デランジストロゲン モキセパルボベク)で致死的な急性肝不全2例が海外から報告された事態を受け、厚生労働省は新たな安全性情報についてさらなる情報を収集した上で、同剤の医療保険上の取り扱いを議論する方向性を18日の中央社会保険医療協議会総会に示した。
同剤は、米国販売価格が円換算で約5億円の超高額医薬品となり、保険適用のあり方が大きな注目を集めていた。委員からは「安全性の確認という期限・条件付承認の前提が崩れていないか検証が必要」「保険適用の議論よりも薬事承認の再検討が必要」との意見が出た。
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