富士レビオ・ホールディングス傘下の米国のFujirebio Diagnostics, Inc.(ペンシルベニア州マルバーン、FDI社)はこのほど、米国のPlasma Services Group, Inc.(本社:米国ニュージャージー州ムアズタウン、PSG社)を買収しました。この買収にかかる株式取得金額は公表していない。
PSG社は、2004年に設立され、体外診断薬の研究・開発・製造に必要なバイオ原料を、主に診断薬企業に向けて供給する企業。特に、希少疾患領域に強みを持ち、幅広い疾患に対応したコントロール試薬などの原料供給事業を中心に、検体収集の受託サービスなども提供している。
今回の買収によって、富士レビオグループは、PSG社のバイオ原料供給事業を自社のCDMO(受託開発製造)戦略の一環として取り込むことでCDMO機能が拡大する。さらに、同グループのCDMOパートナーにPSG社の有するバイオ原料を供給することで、バイオ原料供給事業の成長を加速させ、同グループがグローバル戦略として推進しているCDMO戦略のさらなる強化を図っていく。
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