PHCホールディングスは25日、2030年度に向けたPHCグループの温室効果ガス(GHG)排出量削減目標に対し、16日付でScience Based Targets initiative(SBTi)から「Near-Term Science-Based Targets(Near-Term SBT)の認定を取得したと発ました。
SBTiは、地球の気温上昇を「産業革命前から1.5℃以下に抑える」というパリ協定の目標に向け、企業が認定した科学的根拠に基づくGHG排出量削減目標の妥当性を審査・認定する国際的なイニシアティブ。
PHCグループは、サステナビリティ経営において、▽気候変動への取り組み▽省資源化による環境への配慮▽サーキュラーエコノミー社会の推進――などを重要な課題として捉え、30年度までにScope1(直接排出)・2(間接排出)のGHG排出量を42%削減、さらにScope3(Scope1.2以外の間接排出)のGHG排出量を25%削減することを「中期経営計画2027」で掲げている。
今回、これらの目標が、SBTi基準およびガイダンスに適合しているものとして、Near-Term SBT認定を取得することができた。
PHCHD代表取締役社長CEOの出口恭子氏は、「昨年度から本格的にサステナビリティ活動を開始し、国際的なGHG排出量算定基準であるGHGプロトコルに基づいたScope1-3の算定と国際基準であるISO14064-2019に基づき第三者保証の取得を実現した。PHCグループは、自社拠点での事業活動に伴うGHG排出量を削減すると共に、ユーザーとの連携を強化し、サプライチェーン全体でのGHG排出量削減を推進することで、持続可能な社会の実現に貢献していきたい」とコメントしている。
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