【粧美堂】粧美堂とICEが商品の共同企画開発に着手‐iPS細胞培養上清液を活用した新スキンケアブランド「iPSence」を粧美堂より年内リリース予定

2025年07月10日 (木)

 化粧品、化粧雑貨、服飾雑貨およびキャラクター雑貨等の企画・製造・販売、コンタクトレンズの企画・販売を行う粧美堂(東京都港区)とICE(東京都中央区)は、iPS細胞培養上清液を活用したスキンケア製品の共同開発に着手したことを発表。開発中の商品は、粧美堂より新たなスキンケアブランド「iPSence(イプセンス)」として2025年10月以降の発売を予定。同プロジェクトは、ICEが保有する再生医療技術に基づく高品質なiPS細胞培養上清液の製造・応用ノウハウと、粧美堂が長年培ってきた商品企画・製造・流通の実績を融合させ、これまでにない科学的根拠に基づいたスキンケア製品の創出を目的としている。なお、ブランド名「iPSence」は、「iPS(細胞技術)」と「Essence(本質・美容液)」を掛け合わせた造語で、『科学と美の本質が融合する』というコンセプトを体現する名称だという。

 iPS細胞培養上清液は、iPS細胞を培養する際に分泌される成長因子・サイトカイン・エクソソームなどの有用成分を豊富に含んだ上澄み液。これらの成分は細胞の修復や再生を促す働きを持ち、スキンケアにおいては、▽肌のターンオーバー促進▽エイジングケアへの高い可能性▽低刺激で高機能▽育毛・養毛効果--といった効果が期待されている。

 iPSenceでは、これらの成分を化粧品に最適化した形で配合。再生医療技術を美容領域で日常的に享受できる画期的な製品として展開していく。

 今回の取り組みに関しては、「粧美堂にとっても再生医療技術を活用したスキンケア分野への本格的な参入を意味し、「美容の未来を再構築する」という視点から、企業としての社会的責任を果たす新たな挑戦」、「医療研究から生まれた技術を、安全性と効果を担保したかたちで生活者に届けることは、単なる商品開発にとどまらず、科学の成果を社会に還元するという大きな意義を持っている」、「超高齢社会を迎える日本において、再生医療や細胞技術を応用したスキンケア製品は、「美」と「健康寿命の延伸」の橋渡しを担うものとして、今後ますます重要性を増すと考えられている」などと説明。粧美堂は同分野での製品開発を通じて、美容産業の未来を先導する存在として、持続可能な価値創出に貢献していく考えだ。

 なお、製品第1弾の発売は2025年内を予定しており、今後は国内外のスキンケア市場に向けて、厳選された成分と先端技術に基づいた高機能アイテムを展開していく予定。


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